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つるむらさきの基礎知識
比較的最近になってから食べられるようになった野菜がつるむらさきです。高い栄養価があるので近年注目されてきているのです。
つるむらさきはビタミン、カロチン、鉄分やカルシウムなど豊富に含んでいる健康野菜で、例えばホウレン草と比較しても、カルシウムは約4倍、ビタミンA・Cも約1.2倍含まれています。
このつるむらさきは東南アジアが原産の野菜で、ツルムラサキ科のつる性一年生草本です。現在、東南アジア~中国南部に分布しています。
その名の通りに原種では薄い紫がかった茎の色をしているのですが、最近の市場ではこの紫がかったもの以外に、茎が緑色のものも出回っています。紫色のものは赤茎種と呼ばれ、花が美しいので観賞用として栽培される場合も多くなっています。花は淡紅色で果実は紫色です。
食材としては葉と茎を食べます。味はホウレンソウに似ていますが、モロヘイヤなどと同様に独特のぬめり、粘り気があるのが大きな特徴です。中華料理ではよく使われ、ムーアルツァイ、サーンチョイと呼んで炒め物にされることが多くなっています。
つるが紫色の種類は炒めると汁が赤くなることがあり、これも特徴的です。日本料理としては沖縄で「じゅびん」と呼ばれ、島野菜とされています。つるむらさきは旬が6月から8月の夏野菜で、栄養価が高く、味が似たホウレンソウより優れています。
つるむらさきの栄養と健康効果